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Profile
医師であり日本トップレベルのトレイルランナー
医師として患者の心に寄り添い、トレイルランナーとして極限に挑戦する二つの世界を生きる。自身の苦しみと向き合った経験が、アスリートの心の支えとなる。常に高みを目指し、医療とスポーツの境界を超えて新しい道を切り開く。その姿は多くの人に勇気と希望を与え続けている。
RUNNING THROUGH ADVERSITY
私は、大学時代のスキー部での経験からトレイルランニングと出会い、その魅力の虜になりました。医学部を卒業後も競技を続け、ハセツネCUPで3位、スカイランニング世界選手権ユース部門2位など国内外の大会で結果を残してきました。
しかし、その道は平坦ではありませんでした。医師としての研修と競技の両立、けが、メンタルの不調など、数多くの壁に直面してきました。特に2020年、コロナ禍での研修医生活と競技の停滞による精神的プレッシャーで休職を経験。その後も大腿骨の疲労骨折や摂食障害と闘いながらも、再び世界選手権代表の座を勝ち取りました。
これらの経験が私に教えてくれたのは、「アスリートも医者も一人の人間」ということ。見えている強さの裏には、計り知れない不安や恐怖と戦ってきた日々があります。自分自身の葛藤を経験したからこそ、選手や患者の心に本気で寄り添えると信じています。
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経歴
1993年1月22日生まれ。石川県白山市(旧松任市)出身。 石川県立金沢泉丘高校を卒業後、旭川医科大学医学部へ進学。 現在は内科医として働きながら、トレイルランナーとして国内外のレースに出場している。
実績
国内大会
- 日本山岳耐久レース(ハセツネ)5連覇(2016〜2018、2022、2023)
- スカイランニング日本選手権優勝(2016、2017、2018、2023)
国際大会
- スカイランニング世界選手権5位(2022年、イタリア)
- トレイルランニングアジア太平洋選手権優勝(2024年、韓国)
医師としての顔
精神科・心療内科を専門とし、医療機関でのオンライン診療に従事。アスリートとして極限に挑戦する経験を持つからこそ、メンタル面で課題を抱える競技者に対して、実践的かつ共感性のある医療サポートが可能。
ゆくゆくは「アスリートのためのメンタルケア」を専門とするクリニック・チームに活動の拠点を移し、スポーツ医学と精神科医療の両面から競技者を支える仕組みづくりを目指している。